平成29年12月3日日曜日、先週に引き続き妻沼中央公民館大ホールにて、【豪雨・洪水編】の防災セミナーが開催されました。

第一部として、埼玉大学 田中規夫 教授による「県内の水災害と逃げ遅れゼロ施策」というテーマで、利根川と荒川の成り立ち、明治43年と昭和22年に起きた長雨と台風の影響で起きた洪水から、地域の成り立ちと洪水の影響範囲を学びました。

 

航空写真で見ると、家屋が固まっている地域で昔の土地高低がわかり、どこに昔の川の流れがあったか予測できました。

利根川の側に、出来島・台中島・善ケ島・妻沼小島などの島のつく地名がありますが、それは洪水になると水面に浮かぶ島のようになる高い場所だったことから付いた地名だとわかりました。

第二部に、お気キャスター 酒井千佳 氏による「水災害から いのちを守るために」という演題で、将来は気温が今よりも高くなり、勢力の強い台風が多く日本列島を通過するようになるという話を聞きました。

台風の予想進路や大雨・洪水警報などを事前にパソコンやテレビのデータ情報で把握して、危険を感じたら早めに避難などの対処をした方がいいそうです。そのためにはマイ・タイムライン(自分用の行動計画)を作成しておいて、避難ルート上の危険個所を事前チェックしておくことが大事です。

最後に、考える・気づく・行動するの3つのKが大事だと教えていただきました。

 

今回の公演を聞いて自分のマイ・タイムラインを早めに作成しておくべきだと思いました。

 

 

弥藤吾分団 高柳茂樹