期日 平成27年7月11日(土)

場所 熊谷市見晴町地先荒川左岸堤防

水防訓練について
水害に備え、市や水防組合と協力し、水防訓練を行っています。また、出水期に当たり水防隊員の士気を鼓舞し,作業能率の向上を図り,もって水防体制の整備に資するとともに,市民の皆様の水防に対する理解と協力を求めることを目的とします。

2015-07-11 09.48.05埼玉県防災航空隊らから偵察訓練開始、熊谷市荒川大橋付近の河川が増水により流速も早く濁流となり、上空から偵察した結果、まもなく左岸の堤防が越水の恐れがあり、至急、警戒態勢をお願いしますと連絡が入りました。

 

 

 

 

 

 

2015-07-11 08.10.21待機していた水防団が土嚢を作ります

土嚢の目的:スコップで土のう袋に土を入れ袋の口を縛る。単純な作業だが、これがなければ他の工法は成り立たないという基本。

 

 

 

行田市水防団が本部長指令で竹とげ・杭ごしらえを実施します。
竹とげの目的:竹の先端を尖らせ、土に突き刺し易い形状に加工する。2015-07-11 09.56.20
出来た竹は、後の工法(五徳縫い・シート張り・等)で使用。
鎌を台木に備え付け、それに添わせた竹を3人で息を合わせて引く事により、竹を斜めに切り落とす。
割れを防ぐ為に、竹の先端には節を残す。
杭ごしらえの目的:地面に刺し易くする為に丸太の先を尖らせる。後の工法で使用。
2人がペアで作業、1人が丸太を支え、もう1人がナタ(斧)で加工していく。

 

熊谷市水防団は本部長指令で五徳ぬいを実施します。

2015-07-11 09.59.09五徳ぬいの目的:川裏の亀裂や崩壊の拡大を防止
竹4本を亀裂を囲んだ四脚形に土嚢の上から深く突き差し、それを一つに縄で結び、その上に土のうをのせる。

 

 

 

 

2015-07-11 08.14.16

本部長指令で鴻巣水防団と荒川南縁水防団は積土のうを実施します。

2015-07-11 09.57.44積土のうの目的:洪水によって堤防が沈下した場合や増水する速さが著しく、水が堤防を越えるおそれがあるときに用います。
水防工法の中で最も基本となる重要な工法です。この工法は越流水深に応じて、3段積み、4段積み、5段積みがあります。

 

 

 

本部長指令で熊谷市水防団と荒川南縁水防団は月の輪を実施します。

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月の輪の目的:堤防川裏面への漏水拡大を防ぐ。
漏水口の周囲に土のうを半月状に積み上げプールを作ることにより、河川と漏水口との水位差を縮め、水の圧力を弱めて漏水口の拡大を防ぐ。

 

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本日は熊谷市の天気は快晴外気温34℃と猛暑になりましたが、体調不良1名も出ず無事水防訓練を終了する事ができました。