令和元年、5月25日~26日の2日間、熊谷市消防団幹部県外研修として新潟方面に行きました。

糸魚川市消防本部

1日目は糸魚川市消防本部にお邪魔して、平成28年12月22日に発生した、糸魚川市駅北大火についてのお話を伺いました。

ご説明くださった糸魚川市消防団斎藤団長

平日の昼間で出動できる消防団員が少なかった事、常に強い南風が吹いていて、飛び火による火災範囲の拡大がすべて把握できずにいた事、その為に少ない消防団員が散らばってしまい、指揮系統がうまくいかなかったことなどのいろいろな要因が重なって、想定内の火災から想定外の大火になってしまったことがわかりました。

消火活動中に焼失した消防河畔ポンプ
このほかにも消防ホースが400本くらいダメになったそうです
糸魚川市の女性消防団員と熊谷市女性消防団員との交流

2日目は、柏崎刈羽原子力発電所に行って、サービスホール内で原子力発電所の仕組みや、福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえた対策について研修しました。

柏崎刈羽原子力発電所の模型図
原子炉の模型を上から見たところ
原子炉模型を横から

2日間とも気温が高くて、スーツでの研修は大変でしたが、とても有意義な時間が過ごせました。今回の研修で考えさせられたことを、地元の消防団活動にうまく取り入れられるようにしていきたいと思います。

弥藤吾分団   高柳茂樹