平成29年7月1日(土)、深谷ビックタートルにおいて、大里郡利根川水害予防組合主催による水防研修会が行われました。

 

水防を学ぶのににふさわしい雨の降る天気でしたが、今回は座学での水防工法や警報が出た際の対応に関しての知識の習得になります。

 

雨の降る中、整列して巡閲を行うと濡れてしまうなあと思っていましたが、会場内はとても広くて座席の後ろで3中隊が十分整列できるスペースがありました。

 

 

今年はカスリーン台風から70年ということで、座席の側面のパネルには当時の写真やこの地域の堤防が決壊したら、どのくらいまで影響が出るかの予想図が展示されていました。

2名の講師の方による講演がありました。

「演題 : 水防工法説明」

公益社団法人全国防災協会 水防専門家 茂木 弘 様

 

「演題 : カスリーン台風から70年」

国土交通省関東地方整備局利根川上流河川事務所 建設専門官 大須賀 勝 様

お二方の公演は対照的で、一人は堤防を如何にして決壊させないように守るかについてお話をし、一人は堤防が決壊した後の消防団としての対応についてお話をされました。

今までは、水防工法によって堤防を守ることばかり考えていましたが、決壊しそうな大きな水害の時はいち早く危険な地域を予想して住民の方を避難させることにも消防団としての役割があるなと改めて考えました。

 

弥藤吾分団 高柳茂樹