令和元年11月30日(土)、深谷市消防本部にて、令和元年度、大里郡利根川水害予防組合 水防技術講習会が行われました。

東日本大震災の記録写真
まだ新しいので、来館者に見せる構造になっています。
きれいで広い大会議室でした。
団長以下、利根川沿いの第3中隊、第4中隊の中隊長、分団長が参加しました。

水防工法のDVDを少し見て学習した後に、「近年における豪雨災害について」の講義を、利根川上流河川事務所 建設専門官 大須賀 勝 氏にしていただきました。 今年に起きた台風19号による出水状況について詳しく伺いました。今回の台風19号の雨量は、70年前に起きたカスリーン台風が3日間で降らせた雨量を1日で降らせた台風であることが理解できました。増水の時間が短かったおかげで、堤防を越える越水の被害はありましたが、堤防にかかる負荷が短時間で漏水による堤防の決壊がなかったのが幸いしました。今年の台風と今回の研修を受けてみて、まだまだ水防に対する理解が足りないことがわかりました。住民の方々の避難誘導の仕方や、情報の伝達手段についてもっと考えないといけないかもしれません。

弥藤吾分団 高柳茂樹